1959年、稲盛和夫は京都セラミック（のち、京セラ）を社員28人、資本金300万円で立ち上げた。その後、革新的な製品と効率的な製造、異色の経営哲学により、京セラを成功裏に大きく成長させてきた。京セラの創業から25年後には、日本の電気通信市場が規制緩和されるなかで、稲盛はDDI（第二電電株式会社、のちのKDDI）を誕生させた。このケースは、状況判断力（社会的、経済的、政治的）を持ち合わせ、20世紀後半の産業と日本社会に大きな変化をもたらしてきた、このビジネスリーダーを理解する手がかりを与えるものである。 The case provides insight into a business leader whose cognizance of contextual forces (social, economic, and political) allowed him to drive significant change in an industry and Japanese society in the second half of the twentieth century.

【書誌情報】

ページ数：37ページ

サイズ：A4

商品番号：HBSP-121J02

発行日：2008/1/4

登録日：2016/1/6